日出ずる処の探索 ②

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 サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリーの参加申し込み期限は4月の末日までだそうだ。ただし、収容人数などの都合で早目に切り上げることもあるらしい。募集開始から一週間やそこらで、早くも昨年の人数を超えたとのこと。うかうかしてはいられない。念には念を入れて、3月中には申し込んでおいたほうがいいだろう。

 連休が取りにくい職場であることは以前にも書いた。清水の舞台から飛び降りるような気持ちで有給を申請したとしても、せいぜい2連休どまりだろう。出発の前日は普通に仕事をしている可能性が高い。となると、出発地点は近場であるにこしたことはない。
 瀬戸内海の沿岸か太平洋岸がスタート地点となるわけだから、福岡県の場合はグンと選択肢が少なくなる。目星をつけたのは、北九州市の沖合に浮かぶ長方形の離れ小島、北九州空港だ。

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 北九州市民の方々には大変申し訳ないけれど、お恥ずかしながら北九州に空港があることを知らなかった。開港は2006年というから、まだ10年も経っていない。僕が福岡に移り住んでから12年経つ。時期的に知っていなければおかしいけれど、うちはどちらかと言えば福岡市よりも佐賀県に近いので、田舎者のレッテルを自ら貼ることで御勘弁願いたい。佐賀に分不相応な空港があることは、もちろん知っている。まったく素晴らしい。あれこそは県民の誇りだ。佐賀県民ではないので利用することはないと思うけれど。

 ヤフー地図の航空写真で見る限りでは、既に島の隅々まで整えられているようだ。ピンを刺したあたりなら位置的には文句なかろう。長方形の底付近には、黒々とした森のような固まりが見える。人工島のはずなので、元からあった地形だとは思えないけれど、ひょっとしたら大規模な植林を行ったのかもしれない。ということは、そこには自然公園かなにかがあるはずだ。広い駐車場が備わっていることは想像に難くない。あわよくば展望スペースのような広場があるかもしれない。僕の慧眼たるや正鵠を射落とす的確さで、もう九割がたは決まったようなものだった。
 善は急げだ。さっそく次の休みに視察に行ってきた。波打ち際に高い防波堤が張り巡らしてあって、日の出どころか海さえ見えないなんてことは万が一にもないだろうけれど、念の為だ。

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 ところが、だ。そこに到達する道がなかった。道路が敷設されているのは空港の周りだけで、大部分は未だ造成地のままのようだ。航空写真で道に見えているのは工事車両が通るための道であって、舗装はされていなかった。島の反対側に行けそうな道の先は、必ず進入禁止の警告文と共にフェンスで仕切られていた。森に見えたのは、おそらく干拓中の海だ。まだ埋め立てが終わっていないのだ。
 僕が不可能の文字と共にモラルの項まで墨で塗りつぶしたような林道マニアなら、この程度の障害はヤットコとペンチでもって躊躇せずに突破するところだろうけれど、ナイーブさと線の細さが売りの小心者なので無理だ。返す返すも盲点だった。埋め立てが始まったのが1977年というから、そろそろ40年が経とうとしている。もうとっくに完成しているものだと思っていた。

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 そんなわけで、日出ずる処の探索は次回へと続く。どうか3月中に片が付きますように。
 

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by TigerSteamer | 2014-03-11 02:00 | ツーリング | Comments(0)

虎蒸気あらため河蒸気。オートバイとは無縁の生活を3年送りました。そろそろ復帰します。


by 河蒸気