Serow225 〜 おっさんホイホイ

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 ついさっき、バイク7の駐車場にて。
 僕のポンコツセローのフェンダーあたりを覗き込んで、しきりと首を傾げている店員をみかけた。あまり浮かない顔だ。三十の坂をいくつか越えたくらいだろうか、髪を長く伸ばしている。じきに店員の数は2人に増えた。今度の人は短髪で、年の頃なら二十代の半ばだ。2人とも赤いツナギを着ているから、フロアではなくラボのスタッフなのだとわかる。

 短髪の店員は僕のセローから数歩離れたところに立って、なんとも不思議そうな顔つきで、一回りくらいは歳の違う先輩店員の背中をみつめていた。話しかけあぐねているようだ。何が言いたいのかわかる。わかるけど面白そうだから放っておく。
 そうこうしてるうちに、客が一人つかつかと歩み寄って、短い言葉と共に隣のオートバイを指差した。長髪の店員はハッとしたように視線を移して、ようやく合点がいったようだった。難しい表情を解いて笑顔を浮かべた。短髪の店員が歩み寄って、客と言葉を交わし始めた。

 あの三十代の店員にとって、セローはソッチじゃなくてコッチだったわけだ。ちょっとした勘違いだが、これもジェネレーション・ギャップと言っていいのだろうか。だとしたら、僕のセローは、立派なおっさんホイホイだ。
 

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by tigersteamer | 2013-07-28 18:37 | オートバイ | Comments(0)

虎蒸気あらため河蒸気。オートバイとは無縁の生活を3年送りました。そろそろ復帰します。


by 河蒸気