もう当分の間は行く予定がない

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使った金額7,000円~9,999円
評価(星3つ)
 福岡市民にとっては、おなじみの店だ。実際に料理を食べたことはなくても、店の名前を耳にしたことはあるに違いない。
 最近は、オープンテラスやガラス張りの店が多いけれど、ここはそうではない。窓は広いけれど、店のぐるりに往来からの視線を遮る立木が配置してある。内装や調度品も木製のものが多く、格式の高さや重厚感とは違う味わい深さがある。寛ぎながら、語らいながら、じっくりと料理を楽しめる雰囲気作りができている。訪れたのは二月の中旬だった。寒風吹きすさぶ表通りを肩を寄せ合いながら歩いてきた二人が、重たいコートを脱いで、ほっと一息つくのにピッタリの店だ。

 なんと言っても創業1960年(キリンヤよりは新しい)だ。半世紀以上の歴史に彩られたこの店は、同居している母方の祖母が祖父に連れられて何度も訪れた店であり、結婚前の両親がデートを重ねた店もある。もし僕が結婚相手を連れて来ることがあれば、親子三代、夫婦で利用することになる。
 ・・・なんてことをテーブルの向こうに座っている女の子に話して聞かせたら、ものすごく複雑な、曰く言い難い顔をされて、それっきり誘いに応じて貰えなくなった。今から10年近く昔の苦い思い出だ。断っておくけれど、下心は露ほどもなかった。相手は職場の同僚で、僕とは一回り近く歳の差があったし、好みのタイプとは程遠かった。それにそもそも、ロシア料理を食べてみたいから、ツンドラという店に連れて行ってくれと僕に頼んだのは相手の方なのだ。
 貴重な食べ歩き仲間をなくしたのはもったいなかったけれど、それよりも邪推されたあげくに弁解の余地もなく付き合いを絶たれたのが悔しくて悔しくて・・・。その日を境に、他の女性職員まで態度がよそよそしくなったような気がして、なお虚しくて・・・。

 少し遠回りだったかもしれない。伝わりにくかったかも。このエピソードに隠された意味深なメッセージに、テーブルの向こうに座っている女の子(少し歳上なので、「女の子」と呼ぶにはそぐわないけれど)は気付いてくれただろうか。3回目のデートで、ようやくこの店に誘い出した。この話をするためだ。しかし、さもおかしそうに笑い転げている彼女をみると、少し不安になる。勘ぐられたり、勘違いされたり、気付いてくれなかったり、女性って本当に難しい。

※ 3月3日、正式にフラれました。心模様はツンドラよりむしろ氷雪気候です。
 
店舗情報
ツンドラ
福岡県福岡市中央区大名2丁目7−11

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Commented by みずっち at 2013-03-19 20:47 x
ツンデレ?
Commented by tigersteamer at 2013-03-20 00:08
いや、ヤンデレ
by tigersteamer | 2013-02-09 11:28 | 食べ物一般 | Comments(2)

虎蒸気あらため河蒸気。オートバイとは無縁の生活を3年送りました。そろそろ復帰します。


by 河蒸気