物欲の人

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 今月はちょっとしたアクシデントのため、懐事情が世知辛いことになっているのは確かだ。ただ、別に高いものではないから、どうしても欲しければ買えばいいと思う。考えようによっては必要な物ではあるし、ないよりはあった方が便利なのに違いない。

 今回、僕が購入すべきか迷っていたのは、通勤に使っているセロー225用のタンクバッグだ。いろいろと探したけれど、理想の形に一番近いのがこれだった。
 決め手はナビ代わりのiPhoneを入れるポケットがあること。静電容量方式に対応しているので、クリアポケットごしに操作できるのがいい。本当はツーリングマップルが入る大きさだとなおいいのだけれど、A5サイズの冊子を載せるにはセローのタンクは小さすぎる。マップケースではなくてバッグに拘るなら諦めるしかない。

 iPhoneに対応しているところにばかり目がいくけれど、荷物はほとんど入らない。ただし、これは大きな荷物をリアキャリアに回せば解決する問題で、そもそもセローでロングツーリングに出かけることはないから、貴重品と使用頻度の高い物さえ収納できればいいとも言える。
 マイナス材料は他にもある。セロー専用のタンクバッグではないから、やや丈が長い。上下左右に1つずつ付いている磁石のうち、下の1つが余ってしまう。残りの3つでくっつかないことはないから、見苦しいなら下に織り込んで縫い合わせるか、いっそ切り取ってしまうのがいいかもしれない。

 しかし詰まるところ、そんな理由で購入を躊躇っていたわけではない。実は既にあるのだ。タンクバッグは1つ、シートバッグも2つ持っている。距離や用途に合わせて、大きさで使い分けるという言い訳は通用しない。実際は、なんでもかんでもトップケースに放り込めば済むので、タンクバッグはおろか、これ以上の収納スペースを追加する必要性はないからだ。貴重品はウエストポーチにしまえばいい。iPhoneだってジャケットの内ポケットに入れっぱなしだ。要らないのだ。悩む理由など欠片もない。安物買いの銭失いになること請け合いだ。

 そんなわけで、極めて冷静な分析を挟みながらタンクバッグの欠点を列挙して、買わなくても困らないことを自分に言い聞かせていたのだけれど、これがなかなか手強かった。ほんのついさっき、一つ前の段落を書き終えたところで膝を屈した。
 なんて愚かな奴だと思うかもしれないが、本物の馬鹿なのだから仕方がない。そもそも、賢かったらオートバイには乗ってなかったような気がする。他のライダーの実態を知っているわけではないけれど、きっと大差ないに違いない。同じようなライディングウエアを何枚も持っていたり、使わないヘルメットがゴロゴロしていたり。

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by tigersteamer | 2013-03-10 07:26 | オートバイ | Comments(0)

虎蒸気あらため河蒸気。オートバイとは無縁の生活を3年送りました。そろそろ復帰します。


by 河蒸気