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夏への扉

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 ただ今、大規模衣替え中。グリップヒーターなんかいらない。
 

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by TigerSteamer | 2014-04-30 15:38 | オートバイ

SSTR用秘密兵器

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 仕事から帰ると、僕宛の小包が届いていた。送り主の住所は東京都目黒区とある。例の品に間違いない。壊れものでないのはわかっているけれど、雑に扱うのは憚られた。うやうやしく掲げ持ち、おっかなびっくり開梱し、絹を扱うような慎重さでテーブルの上に広げた。期待が半分、諦観が半分、今はまだ無理でも猶予期間はある。

 ダイエットの成果と呼ぶには尚早だ。まだ着せてもらっているだけだ。思い切りお腹を引っ込めて、なんとかボタンが留まった。お店では売っていないサイズのカーゴパンツ。念願のマックスフリッツ。喜びに痺れた。ピチピチではあるけれど、思ったとおり履き心地がいい。一度裾を通したら、もう脱ぎたくなくなってしまった。いっそ今夜はこのまま布団に入ろうかとも思ったけれど、少し考えてやめておくことにした。目が覚めたらファスナーが弾け飛んでいたなんてことになったら、目もあてられない。綺麗に畳んで枕元に置いた。
 まだ入っただけだ。ひと月後には、これをすっかり自分のものにして、千里浜の海岸で記念撮影を受けているはず。こんな僕でも少しはカッコ良く写るだろうか。

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 マックスフリッツ福岡の西様より、お祝いの(ウエストが入っただけにしては豪華な)品をいただいた。お下がりだろうか。長年に渡って誰かの膝を守ってきた、百戦錬磨のニーパッドだ。プロテクターである以上に御守りでもある。道中の安全を祈って、これも旅の供にしよう。
 

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by TigerSteamer | 2014-04-28 00:25 | オートバイ

あなたの知らない世界

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 時は15〜16世紀、大航海時代に沸く地中海沿岸のどこか、好景気から取り残されたような寂れた港町の寂れた酒場で物語は始まる。

 夜もとっぷりと更けた頃、酒場の主人が最後の客を追い出して、入り口のかんぬきをかけようとしたところ、扉の内側に小さな紙片が留めてあるのに気付く。
 こんなものを貼り付けた憶えはない・・・息子だろうか。好奇心が旺盛な年頃とはいえ、店には来るなとキツく言っておいた筈なのに。訝しく感じつつ何気なく紙片を広げると、そこには黒ポチ(黒い丸?)が描かれていた。主の顔は一気に青ざめ、ガタガタと震え出した。誰がこんな手の混んだ悪戯を。しかし、この符丁の意味を知る者は、そう多くないはずだ。酒場の主は、かつて地中海沿岸を荒らし回った海賊の一味だった。残虐非道、冷酷無比と怖れられたフリント船長の片腕だった。黒ポチは、海賊が仲間に招集をかけるときの印なのだ。

 しかし、なぜ今頃になって。主が船乗り稼業から足を洗って随分たつ。今では妻も子供もいる身だ。小さいとはいえ自分の店も構え、ようやく生活が軌道にのってきた矢先なのだ。しかし、招集に応じないということは、海賊仲間では裏切りを意味する。その果ては魚の餌だ。
 主は両手を縛られ、足に重りを結わえつけられた自分が、船べりから虚空に向けて架けられた板を渡る姿を想像した。それだけは避けなければならない。自分が死んだら、誰が妻と子を守ってやれるというのだ。それにフリント船長は死んだはずではなかったのか。たしかに死んだ。自分はたしかに、その亡骸を見た。





 これが僕の記憶しているスティーブンソン著『宝島』の出だしだ。なにぶん子供の頃に読んだきりだから、余計な脚色を加えてしまった自覚はある。大筋では間違っていなくても、酒場ではなくて床屋だったという程度の記憶違いはあるかもしれない。ためしに、青空文庫からダウンロードしてパラパラ捲ってみたところ、それらしい場面がまるでなくて驚いた。なにか別の作品と混同しているのかもしれない。

 僕の記憶している宝島は、酒場の主の息子が主人公だ。かつてフリントが死んだとき、唯一信用のおけると見込んだ手下に自分のナイフを託した。そのナイフの柄には財宝の隠し場所を示した地図が仕込んであって、それを狙った隻腕隻眼の海賊シルバーと、追いつ追われつの大冒険を繰り広げるというのが粗筋だ。父親を人質にとられた少年が、知恵と勇気を尽くして海賊達と渡り合い、時には大人たちの力も借りながら勝利する。最後は悪者をやっつけてハリウッド風のメデタシメデタシかと思いきや、なにやら続編がありそうな終わり方で、それがなおさらイマジネーションを掻き立てた。しかし、導入が間違っているとすると、その後に続く物語も大幅に変わる怖れがある。宝島は読めばいいとして、何と混同しているのかが気になって仕方がない。誰か心当たりがあったら教えて欲しい。

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 なぜ『宝島』なのかと言えば、つい先ほど、とある人物からこんなステッカーを貰ったからだ。おそらく、これが黒ポチなのだと思う。僕は招聘されたのだ。応じない場合、どうなるか知れたものではない。
 マッチ箱サイズで、色合いも目立たない。これではよくよく目を凝らさないと気が付かないだろう。タイガーの黒い車体に貼ると、完全に見えなくなってしまうに違いない。だからこそ怖ろしい。日常に潜む闇と言うべきか、ぱっと見だけではわからない正体不明の存在を暗示しているかのようだ。つまり、HRC(Honda Racing Corporation)のロゴにそっくりなのは偶然ではない。豊田商事とトヨタ自動車が無関係なのと同じことだ。何の気なしに誘いに乗ったら、相手はその道の人で、あれよあれよと周りを固められて、わけのわからない間に暗がりに引っ張り込まれ、抵抗される間も無くあんなことやこんなことを。全然それっぽくないので疑いもしなかったけれど・・・まさしく変態だ。

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(注 画像はイメージです)

 その名を「原田駅前変態クラブ」という。東京に本店を構えるアパレルメーカー、マックスフリッツの福岡店が極秘裏に運営する会員制クラブだ。何をする集まりなのか、それはここではお教えできない。倫理的に甚だしく問題があるからだ。それに、このブログを読んでいる貴方たちには、まったく縁のない世界なのだから。
 君子危に近寄らず。好奇心は犬をも殺すという言葉がある。ここまで言っておいてなんだが、どうか努々お忘れなきよう。あなたの知らない世界は、普段なにげなく暮らしている風景の中に紛れ、ひっそりと息づいているのです。
 

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by tigersteamer | 2014-04-16 18:52 | オートバイ

POINT OF NO-RETURN

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 もう見慣れてしまったからかもしれません。むかし死ぬほど憧れたコッチよりも・・・


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 コッチの方が格好良く見えました。
ひょっとすると、歳のせいかもしれません。ポイントオブノーリターンは、既に若くはないって意味なのかも。どこだったんでしょうね、僕の不帰点。
 

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by TigerSteamer | 2014-04-05 17:00 | オートバイ

高橋剛 詩集①

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どこかに行きたくなった時

君にはバイクがある。

喜びに溢れていれば、弾むように。

元気がなければ、慎ましく。

焦燥。悦楽。葛藤。愉快。退屈。

君をすべて乗せて、バイクは走る。

何ひとつ解決も進展もしない。

バイクに乗って

君はただ、君の心を知る。


高橋 剛
詩人、フリーライター、フリーエディター
慶應義塾大学卒 東京都練馬区出身 埼玉県入間市在住

 
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by TigerSteamer | 2014-04-04 07:00 | オートバイ

「デブでも履けるマックスフリッツ」のテブの範疇に自分が含まれなかったことについて、僕からの返事

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 半月ほど前から緩やかに制限を加え始め、ヨーグルトとフルーツのみの夕食に切り替えて今日で5日目になります。
 朝は普通に食べて(あくまで普通に)、昼はおにぎり2個と汁物、夜は脂肪ゼロのヨーグルトとフルーツだけ。今夜は摩り下ろしリンゴと混ぜてみました。一応の充足感は感じるものの、炭水化物による満たされ具合とは全然ちがいます。そもそも、僕のようなブルーカラーの食事ではありません。

 重さを欠いた夕食は一時の気休めにはなりますが、乾いた砂が水を吸うように、瞬く間に胃の腑から消えてなくなります。以降は「茶腹も一時」を撚り合せて空腹感と戦います。こんな時は早く寝るに限るのですが、夜中に目が覚めてしまうと地獄です。ひたすら目をつぶって眠ることに集中するため、ブログを更新する余裕がありません。
 その代わり、毎朝のごはんが楽しみになりました。もう、すっごく楽しみです。朝ごはんのために生きていると言っても過言ではないのです。もちろん知ってはいたけれど、玉子ごはんと味噌汁がこんなに美味かったなんて。

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 首尾よく痩せられたら、自分へのご褒美にコレを買うのです。マックスフリッツから先ごろ発売された、オーナーデザイナー佐藤義幸氏が総てのメタボリック中年へ垂れたもうた慈愛と温情と博愛精神の賜物。たとえピチピチでも膝が曲がるよう、後ろ半分はストレッチコットンでできているという、いじましくも涙なしでは語れないウエスト90cm(ちなみに僕のウエストは103cm)のハーフレザーパンツ、通称『デブでも履けるマックスフリッツ』。どうかその時まで、売れ残っていますように。
 

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by TigerSteamer | 2014-04-01 04:00 | 雑記